災害と身元確認
ICT時代の歯科情報による個人識別
江澤庸博・青木孝文・柏崎潤・小菅栄子 著→購入はこちらから
●東日本大震災における身元確認の全貌が把握できます!
●将来の災害等に備えるために,身元確認作業全体のシステム化に向けた具体的な方法論が満載!!
内容紹介
●第I部では,東日本大震災の全体像を知るために役立つ「現場活動」とその分析についてなど災害の概略を解説しています。
●第II部では身元確認作業の具体的な流れ(ワークフロー)について,各地域で起こりうる災害等の大規模身元確認に備えるための情報を満載しています.歯科医師による歯科記録の採取(デンタルチャート,口腔内写真,歯科エックス線画像等)について解説し,災害時のみならず平時にも重要な歯科情報を活用するために必要な「歯科診療情報の標準化」についても記載しています。
目次
はじめに~俯瞰する視点の重要性
第I部 大震災における身元確認の記録
1 東日本大震災はどのような自然災害だったのか?
2 人的被害と身元確認~岩手・宮城・福島で何が起こったのか?
3 宮城県の遺体はどこに収容されたのか?
4 宮城県の身元確認から見えてきたこと~歯とDNAの相補的な活用
5 警察はどのように動いたか?~検視・身元確認の体制
6 歯科医師はどのように動いたか?
7 時系列で読む身元確認チームの闘い~発災直後から現在まで
第II部 身元確認のシステム化
8 遺体情報収集機材のパッケージ化
9 デンタルチャート
10 口腔内写真
11 エックス線写真~遺体の口内法撮影
12 生前資料の収集~生前資料をどう読むか
13 照合~異同識別について
14 情報技術の活用
15 データで読みとく東日本大震災
16 身元確認のための歯科診療情報の標準化
17 これからの警察歯科医~まとめ
18 むすび~感謝を込めて