お知らせ

2011.11.11 慰霊登山と身元確認支援システムについて、読売新聞に掲載されました

父の遺業継ぎシステム開発
読売新聞(2011.8.13)

抜歯科医・小菅さん 「身元判明、高速に」

歯のX線写真で遺体の身元確認を素早くできるシステムを開発中の、高崎市上中居町の歯科医師小菅栄子さん(39)も12日、共同開発者の東北大教授青木孝文さん(46)らとともに、長男優哉君(11)と長女美優奈さん(8)を連れて尾根へ登った。

事故当時、警察歯科医だった小菅さんの亡父篠原瑞男さんは、犠牲者の身元確認という気の遠くなるような作業を、歯のX線写真を1枚ずつ目で確認して続けた。その父の背中が、小菅さんをシステム開発へと向かわせた。東日本大震災後、小菅さんは宮城県警に協力し、震災犠牲者の身元確認作業で手助けしている。

「事故や災害の犠牲者の身元が1人残らず判明しますように」。亡き父が身元確認をした歌手の坂本九さんらの墓標に手を合わせた小菅さんは、「ここは毎年来てるよね」などと優哉君と美優奈さんい向かい、事故を語り継いだ。

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